徳倫理学の現代的意義
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徳倫理学の現代的意義
(日本倫理学会論集, 29)
慶応通信, 1994.10
- タイトル別名
-
徳倫理学の現代的意義
- タイトル読み
-
トクリンリガク ノ ゲンダイテキ イギ
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内容説明・目次
内容説明
古来、倫理学の研究対象であり、まさしく道徳の目指すところであった「徳」—従来の知の枠組み、価値序列、社会的秩序等の崩壊・転換期にある世紀末の今こそ、初発の「問い」を謙虚に問いなおし、東西の思想的遺産を踏まえて、「徳」を問うことの現代的意義の射程を探索する。
目次
- 序にかえて—善悪を語ること
- モラル・モニズムが忘れたもの—徳倫理学再考
- 《徳》と倫理的実在論—アリストテレスの「徳」概念の現代的意義
- 政治と徳—コンフォーミズムとアゴニズム
- 価値計算のひとつの可能性—N・ハルトマンにみる徳目の選択法則
- 近世儒教における徳の意味
- 環境と身体—朱子学からの考察
- リベラリズムと徳—公教育を手掛かりに
- 義務の倫理と徳の倫理
「BOOKデータベース」 より