知の冒険者たち : 『蘭学事始』を読む
著者
書誌事項
知の冒険者たち : 『蘭学事始』を読む
八坂書房, 1994.9
- タイトル別名
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知の冒険者たち : 『蘭学事始』を読む
- タイトル読み
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チ ノ ボウケンシャ タチ : ランガク コトハジメ オ ヨム
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注記
『蘭学事始』関係年表: p312-322
内容説明・目次
内容説明
『蘭学事始』は、洋学史上重要な位置をしめる蘭方医、杉田玄白が晩年、文化十二年(一八一五)につづった回想録である。自ら語るように子孫のために、そして蘭学のために書きのこした学究の遺書でもある。玄白が同志、前野良沢(蘭化)とともに『解体新書』の翻訳に苦心した苦闘と歓喜とを一つの頂点として、いかに蘭学が起こり、発展して盛時を迎えたかについて、彼の史観をまじえ、記憶をたどり、上・下二巻にまとめた自分史である。その間、玄白とともに協力し活躍し努力した彼の同志、知友、関係者などを紹介しつつ、蘭学の勃興、興隆の人的資源について熱っぽく語りかけている。本書は一面では、日本の近代化がどのうように推進されたか、その要因がどこにあるかを玄白一個人の体験をとおして、書きつづった近代日本、青春の書でもある。
目次
- 現代語訳 蘭学事始
- 蘭学事始(原文)
- 解説—『蘭学事始』を読む(『蘭学事始』以前;『蘭学事始』の圧巻;『蘭学事始』は虚構である;『蘭学事始』の原名は何か—諸伝本と書名とを考える)
- 杉田玄白・大槻玄沢・前野蘭化伝
「BOOKデータベース」 より