血の眠り
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血の眠り
(カドカワノベルズ)
角川書店, 1989.2
- タイトル読み
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チ ノ ネムリ
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内容説明・目次
内容説明
松本城の内堀を回って北へ行くと、あの名高い開智学校がある。さらに北へ歩くと武家屋敷の面影をとどめる一画に、あの世界的ヴァイオリニスト江原信州子の記念館がある。12月22日、その江原信州子記念館に賊が侵入。監視人が殺され展示してあった名器ストラディバリが盗まれた。逃走した賊は偶然通りかかった松本警察署の行天燎子係長が追跡の末捕まえたが、犯人はストラディバリを所持していなかった。事件は長野地方検察庁松本支部へ通報され赤かぶ検事が現場に出むいた。完全黙秘を続ける犯人に何と“法廷荒らし”の異名を持つ奈良の猪狩文助が弁護士に付いたという。赤かぶ検事は緊張した。
「BOOKデータベース」 より