大蔵省「独裁」 : 政治の弱体化でますます強まる官僚パワー
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大蔵省「独裁」 : 政治の弱体化でますます強まる官僚パワー
オーエス出版, 1994.11
- タイトル別名
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大蔵省独裁
- タイトル読み
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オオクラショウ ドクサイ : セイジ ノ ジャクタイカ デ マスマス ツヨマル カンリョウ パワー
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内容説明・目次
内容説明
「永田町」混迷の影響もあって、大蔵官僚が実質的な「政治」の代行をするようになってきた。そもそも大蔵省は世界でも類をみない巨大な官僚機構である。欧米諸国では各々独立した行政機構である財政(主計局・主税局・理財局)、徴税(国税庁)、金融行政(銀行局・証券局・国際金融局)、そして関税局さらには造幣局・印刷局の現業部門、また、証券取引等監視委員会までひとつの組織に抱え込んでいて、ありとあらゆる行政権限を強力に行使できる立場にある。大蔵省は巧みに各々の権限をミックスさせて、政治家、他省庁に臨んでいるのである。電撃的な自社連立の成立により、一年ぶりに自民党が政権に復帰を果たした。この突然の政変にもかかわらず、「大蔵独裁」を核とした霞が関の権力はますます強まるといわれる。本書は、この10年間、一貫して霞が関の官僚たちを取材しつづけてきた霞が関ウォッチャーの第一人者が描く渾身ドキュメントである。
目次
- 第1章 いまなぜ、大蔵省なのか?
- 第2章 自民党長期政権崩壊前夜
- 第3章 永田町VS霞が関、新たな抗争
- 第4章 どこまで続く大蔵省独裁
- 第5章 「独裁」と「内粉」の人間像
「BOOKデータベース」 より