書誌事項

精神病

A.ドゥ・ヴァーレン [著] ; 塚本嘉壽, 橋本由美子共訳

みすず書房, 1994.12

タイトル別名

La psychose

タイトル読み

セイシンビョウ

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内容説明・目次

内容説明

本書は、フロイトのシュレーバー症例やナルシシズム論、ラカンの父の隠喩の挫折などをとりあげながら、著者は主体の起源と生成、ランガージュとパロール、その現実との関係、エディプス状況の意味、分裂病の諸症状、身体性の問題などを厳密に論じあげる。それは、ややもするとアクロバティックなものになりがちなラカン派の分析的視点に立脚した精神病論に、一つの堅固な基盤を提供するものといえよう。哲学者の立場から精新病を解明しようとした、貴重な一冊である。

目次

  • 第1章 精神医学におけるいくつかの古典的分裂病概念
  • 第2章 言語への接近と原抑圧—分裂病におけるその挫折
  • 第3章 エディプスの構造化の射程—精神病におけるエディプス的三角形の不在
  • 第4章 精神病の精神分析的解釈—父の隠喩と排除
  • 第5章 諸精神病の問題点に関する結論的考察—精神病の分析的、実存論的基準
  • 第6章 無意識と精神病の実存論的解明

「BOOKデータベース」 より

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