南島イデオロギーの発生 : 柳田国男と植民地主義
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南島イデオロギーの発生 : 柳田国男と植民地主義
(批評空間叢書, 4)
太田出版, 1995.1
増補・改訂
- タイトル読み
-
ナントウ イデオロギー ノ ハッセイ : ヤナギタ クニオ ト ショクミンチ シュギ
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注記
初版:福武書店 1992年刊
内容説明・目次
内容説明
「南島」とはなにか。それは「山人」を消去し、同質的な「日本—日本人」を見いだすために政治的に作為された場所である。そこにおいて新国学としての日本民俗学は成立した。しかし、なぜ「山人」は消去されねばならなかったのか。ここは農政学・植民地政策学者として「韓国併合」に深く関わった柳田国男のスキャンダルが隠されている。折口信夫をラディカルに判批する書き下ろし論考を加えて、日本民俗学と《柳田—折口》という物語=イデオロギーを根底から解体する画期的評論の増補・改訂版。
目次
- 1 南島イデオロギーの発生
- 2 コメ難民の死
- 3 「遠野物語」の発生
- 4 「孤児」・「アイヌ」・「滅亡」・「常民」
- 5 折田信夫と柳田国男—沖縄への眼差し
- 6 折口信夫の戦争—『死者の書』の条件
- 7 柳田国男の台湾/台湾の柳田国男
- 8 「満蒙開拓」の“ふるさと”—「日本民俗学」とファシズム
「BOOKデータベース」 より