三文役者あなあきい伝
著者
書誌事項
三文役者あなあきい伝
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1995.1
- Part 1
- Part 2
- タイトル読み
-
サンモン ヤクシャ アナアキイデン
大学図書館所蔵 件 / 全29件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
- 巻冊次
-
Part 1 ISBN 9784480029379
内容説明
「これでおれの、人生への出発点が狂ったようだな。うん、確かに狂ったんだ」。イキでライブで泣けて、抱腹絶倒の、精神の奔放さがそのまま文章になった類まれなる本。名・性格俳優が語る、“ガキ”の頃からのエピソード、戦前の日本映画界、そして怒り心頭の戦争、「日本帝国の糞ったれ。あ、いけねえ、鉛筆が折れてしもうたがな…」。死後なお“モノホンの”天才ぶりを披露する究極の言文一致、タイちゃん節に驚け。
目次
- 幼年期
- 弟
- 女郎買い
- 役者への道
- 青春時代に
- 四谷物語
- 前夜
- 京都にて昭和15年
- 日本の軍隊
- 幕間
- 捕虜
- 総括して言えば
- 解説 殿山さんのこと(吉行/淳之介)
- 文庫版解説 一発モンのナマ(町田/町蔵)
- 巻冊次
-
Part 2 ISBN 9784480029386
内容説明
中国から復員してきた“タイちゃん”、その日暮らしのカツギ屋から再びカツドウ屋に。吉村公三郎、新藤兼人の独立プロ作品で人気者になり、敬愛するイキな東京無宿者、川島雄三監督の淫らな遊びの会に出かけ、今村昌平監督の土性骨にふれる。「オンナを縛って攻めるのは好きやけど、自分の精神や肉体を縛られるのは、まるっきりキライヤ」。国やら家族やら、どうでもえがなあ、という天性のあなあきい役者は文章も天衣無縫だ。
目次
- 最後の鉄腕
- 安城家の舞踏会
- 追跡者
- 愛妻物語
- ノン・タイトル
- 原爆の子
- 狼
- 銀心中
- わが町
- 裸の島
- オンボロ人生&白か黒か
- 人間
- 文庫版解説 リベルタン—無頼派の自由思想家(長部/日出雄)
「BOOKデータベース」 より