竹久夢二と日本の文人 : 美術と文芸のアンドロギュヌス
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書誌事項
竹久夢二と日本の文人 : 美術と文芸のアンドロギュヌス
東信堂, 1995.3
- タイトル読み
-
タケヒサ ユメジ ト ニホン ノ ブンジン : ビジュツ ト ブンゲイ ノ アンドロギュヌス
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注記
夢二略年譜:p108〜114,補注・参考文献:p204〜229
図版[4]p
内容説明・目次
内容説明
夢二の多面的で浪漫ゆたかな作品の裡に、自由な個性表現としての主観性、ジャンルを超えて羽ばたく総合性、脱日常と自然への親和感など、やまと絵以来の日本の伝統・「文人」の面影を見出し、正統な美術史的位置づけを試みると共に、今求められる新たな芸術的個性として、現代における「文人」の復活を期す。
目次
- 第1部 竹久夢二と『伊勢物語』(夢二の時代の絵と詩歌—はじめに;やまと絵と『伊勢物語』—やまと絵屏風の時代;夢二の装幀・装画—吉井勇著『新訳絵入伊勢物語』;絵を中心にした総合性—夢二本『絵入歌集』『山へよする』;山と自画像—東洋的自我の意識)
- 第2部 日本の文人考(忘れられた文人の概念—はじめに;美術史の内の文人と文人画—近世への視点;古典にみる文人の系譜—王朝時代からの精神風土;近代文学の視点—漱石、鴎外、『白樺』派など;復権する近代の文人—露風、有三、そして太宰;線描表現の進取と自主性—北斎以降の風景と夢二;文人精神のゆくえ—まとめ)
「BOOKデータベース」 より