人間化 : 考える心と詩的言語の誕生
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人間化 : 考える心と詩的言語の誕生
海鳴社, 1995.6
- タイトル読み
-
ニンゲンカ : カンガエル ココロ ト シテキ ゲンゴ ノ タンジョウ
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内容説明・目次
内容説明
本書は、20世紀の人間観に大きな影響を与えてきたテキストを繙き、人類史のビッグバーンとしての心の誕生を再構成する。すなわち、動物的本能から考える心へと急変する、知的生命の創造の局面をシャルダンとローレンツから描き出す。また、知識の構築と、シンボルやメタファーが意識や言語に及ぼす根底的力を、フロイトやピアジェ、ジェラールのミメシス論から検証する。さらに、人と人との本源的関係性を、ラカンの鏡像論と西田幾多郎の歴史的身体論とを連ねて考察し、重層的かつスパイラルな人間化の現象を浮き彫りにする。
目次
- 第1部 考えるこころの誕生(世界は、ふたつの顔をもつ;人間の存在そのものが世界を反映する鏡である ほか)
- 第2部 精神の考古学(フロイトとピアジェの出会う場所;言語—無意識と意識をつなぐもの ほか)
- 第3部 作られたものから作るものへ(象徴的宇宙;ラカンの花瓶 ほか)
「BOOKデータベース」 より