スマトラの郁達夫 : 太平洋戦争と中国作家
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スマトラの郁達夫 : 太平洋戦争と中国作家
東方書店, 1995.5
- タイトル読み
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スマトラ ノ イク タップ : タイヘイヨウ センソウ ト チュウゴク サッカ
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内容説明・目次
内容説明
郁達夫(1896 1945)はかつて東京帝国大学経済学部に学び、後に中国で一時は魯迅と並び称される人気作家となる。日中戦大勃発後、シンガポールへ渡り、日本軍による同地陥落後は、身分を隠しスマトラ島に潜伏。日本憲兵の通訳をさせられたほか、多くの日本人とも親交を持ったが、日本降伏直後失踪。日本憲兵による殺害説はじめ諸説が流れるなか、その真相は長らく謎につつまれてきた。本書は、著者執念のフィールドワークによって、郁達夫の晩年の生活、そしてその死の真実を明らかにする衝撃の書である…。
目次
- 序章 太平洋戦争勃発とシンガポールでの活動
- 第1章 シンガポール脱出と逃避行
- 第2章 「乱離雑誌」の執筆
- 第3章 パヤクンプー定住
- 第4章 通訳時代(日本占領時代のブキチンギ)
- 第5章 パヤクンプーでの生活
- 第6章 結婚
- 第7章 日本人の見た「趙廉」
- 第8章 身分の発覚
- 第9章 身分発覚後
- 第10章 失踪
- 第11章 失踪の真相
- 終章 棺を蓋いて…
「BOOKデータベース」 より