思いやり : いのちのスケッチ
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思いやり : いのちのスケッチ
サイマル出版会, 1987.8
- タイトル読み
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オモイヤリ : イノチ ノ スケッチ
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内容説明・目次
内容説明
昭和60年9月、喉より30メンチ近い食道の奥に、悪魔の病巣が確認され、私はとうとう食道切除という大手術を受けることになった。再び目覚めたのは、手術を終わって5日目の朝であった。私の目にはいっぱいの涙が溢れ、その向こうに朝空が、七色の虹をとかしたように、こよなく美しく見えた。「生きてる。生きているぞ!」この感動を誰かに話したい、生きている証しを1人でも多くの人びとに話したいと思った。ともに病魔と闘い、死んでいった名もない戦友たちの「生きたいなあ」という叫び—私は生あるうちに、なお彼らの思いを受け継いで、書き続けなければならない。
目次
- 1 花語(はながたり)
- 2 風語(かぜがたり)
- 3 夢語(ゆめがたり)
- 4 陽語(ひなたがたり)
- 5 傷語(いたみがたり)
「BOOKデータベース」 より