復讐の時
著者
書誌事項
復讐の時
(Hayakawa novels)
早川書房, 1995.8
- タイトル別名
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Crux
- タイトル読み
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フクシュウ ノ トキ
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内容説明・目次
内容説明
実直な青年キースと、下院議員の放蕩息子アレックス。二人はベトナム戦争中、現地で同じ小隊に属することになった。冷静で度胸があり、美しい妻を持つキースに対し、アレックスはひそかに嫉妬の念を募らせていく。やがて好戦的な軍曹セヴェラが部下を殺害した疑いをキースが告発した時、アレックスは不祥事をおそれるバーク中尉と組んでキースにヘロイン所持の濡れ衣をきせた。護送される途中でベトコンに捕らえられ、逆らって怒りを買ったキースは、北ベトナムの地下牢に幽閉されてしまう。永遠に出られないと知って彼は半狂乱になるが、いつの日かアレックスらに復讐することを固く誓い、そのために生き抜く。ついに脱出に成功した時には、二十年の歳月で過ぎ去っていた。本国では、バークは武器密輸に手を染め、セヴェラはセキュリティ・サービス会社を経営し、そしてアレックスはキースの妻であったクリスと結婚、上院議員となり、次期大統領選挙への出馬を表明していた。キースは素性を隠し、出世を遂げた裏切り者たちへの復讐をいよいよ開始する—すべてを奪われた男の怒りと闘いを描く、サスペンス・スリラー。
「BOOKデータベース」 より