太平記「よみ」の可能性 : 歴史という物語
著者
書誌事項
太平記「よみ」の可能性 : 歴史という物語
(講談社選書メチエ, 61)
講談社, 1995.11
- タイトル別名
-
太平記よみの可能性 : 歴史という物語
- タイトル読み
-
タイヘイキ ヨミ ノ カノウセイ : レキシ ト イウ モノガタリ
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注記
文献等の註: p243-270
索引: p274-278
内容説明・目次
内容説明
楠正成の物語。太平記よみの語りは、人びとの意識に、中・近世を通じ浸透する。忠臣か、異形の者か。語られてゆくにつれて正成はちがった顔を見せ、いつしか既存の神話、モラル、イデオロギーを掘り崩す。物語として共有される歴史が紡ぐあらたな現実。その奇妙なダイナミズムを探る。
目次
- 第1章 太平記の生成
- 第2章 もう一つの「太平記」
- 第3章 天皇をめぐる二つの物語
- 第4章 楠合戦の論理
- 第5章 近世の天皇制
- 第6章 楠正成という隠喩
- 第7章 『大日本史』の方法
- 第8章 正統論から国体論へ
- 第9章 歴史という物語
「BOOKデータベース」 より