書誌事項

異邦人のフィギュール

アブデルケビル・ハティビ著 ; 渡辺諒訳

(叢書言語の政治, 10)

水声社, 1995.11

タイトル別名

Figures de l'étranger

タイトル読み

イホウジン ノ フィギュール

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内容説明・目次

内容説明

人はなぜ、異郷に魅きつけられ、それを文学とするのか。モロッコ生れの異邦的作家・思想家が、ジュネ、バルト、デュラス、アラゴン、セガレン、オリエ等、自国を脱し、異郷の地で思索と創作を重ねた文学者の作品を、「フランス文学における異邦人から、異邦人としてのフランス語文学へ」という「フランス」の根本的転倒を企図する視座から—「他者」「外部」「アイデンティティ」を問いつつ丹念に吟味、渉猟する、旅のテクストを旅する鮮烈な批評・エッセイ。

目次

  • フランス文学における異邦人
  • エグゾットの称揚
  • バルトの日本
  • 愛する、と彼女はいう
  • 愛する、とかれはいう
  • 心的外傷の痕跡について
  • ジュネ最後の反逆
  • 文学的ナショナリズムと文学的インターナショナリズム

「BOOKデータベース」 より

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