映画百年の事件簿
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書誌事項
映画百年の事件簿
(角川文庫)
角川書店, 1995.3
- タイトル読み
-
エイガ ヒャクネン ノ ジケンボ
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内容説明・目次
内容説明
一八九五(明治二十八)年、今から百年前、フランスのリュミエール兄弟が映画〈シネマトグラフ〉を発明した。映画は、20世紀の娯楽と文化の世界をまたたくまに席捲した。スクリーン上にあらゆる冒険が、愛が、青春が描き出され、悲劇喜劇が演じられた。創成期の制作者たちの実験的精神と同時代の芸術家たち。舞台は日本へ、上海へ、釜山へと移る。日本映画界きっての博識をうたわれる監督・内藤誠が、映画百年の舞台裏を逍遙し、その事件簿を軽妙に綴る。
目次
- 第1章 リュミエール兄弟と『明治の日本』
- 第2章 遺欧使節とナダール写真館
- 第3章 メリエスと『月世界旅行』
- 第4章 海の星(ひとで)の余光
- 第5章 上海のジャズと映画、そして魯迅
- 第6章 ラヴィ・ド・ボエーム
- 第7章 背影(おもかげ)・父の「問題」
- 第8章 『海游録』と『釜山港に帰れ』
- 第9章 お濠端にてウェイリーを想う
- 第10章 戦後映画少年のみたサローヤン
- 第11章 ジャームッシュ、その唐突な旅立ち
- 第12章 コーエン兄弟、その映画的奇譚の魅力
「BOOKデータベース」 より