遥かなる静けき朝の国
著者
書誌事項
遥かなる静けき朝の国
青山出版社, 1995.11
- タイトル別名
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Home was the land of morning calm
- タイトル読み
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ハルカナル シズケキ アサ ノ クニ
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注記
文献:p447〜449
内容説明・目次
内容説明
時をさかのぼること百年、朝鮮半島北部の町端川で、幸せで平隠な日々を送っていた祖先たちがいた。その暮らしを破る日本の植民地支配、共産主義の支配、朝鮮戦争の勃発。著者カニー・カンの一家は自由の地を求め、故郷を旅立ち、ソウル、釜山、東京、沖縄、アメリカへと渡って行く。望郷の念を抱えつつも、運命の糸に操られ流浪の旅を続けるのだった—。この物語は、激動の20世紀を生き抜いてきた一家族の壮大な叙事詩であり、ひとりのコリアン・アメリカンの自分探しの旅の記録でもある。また、人は歴史に翻弄されながらも、屈することなく生を切り開いて行く力を持ち得ることを熱く語りかけている、希望と感動の書である。
目次
- 第1章 失われゆく祖国(1900‐1910)
- 第2章 レジスタンス—抗日闘争
- 第3章 日本の植民地支配(1910‐1945)
- 第4章 解放という名の残酷な幻(1945‐1950)
- 第5章 朝鮮戦争(1950‐1953)—最後の“自由への列車”
- 第6章 日本(1952‐1958)—月下の密航
- 第7章 沖縄からアメリカへ(1958‐1967)—ジャーナリストへの道
- 第8章 祖国へ(1967‐1970)—悲しき結婚
- 第9章 再びアメリカへ(1970‐1987)—両親の移民
- 第10章 真実の故郷を見つける(1987‐1989)—オリンピック前夜・韓国
- 第11章 また再びアメリカへ—マイノリティの声になる
「BOOKデータベース」 より