海に墓標を
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海に墓標を
農山漁村文化協会, 1991.8
- タイトル読み
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ウミ ニ ボヒョウ オ
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内容説明・目次
内容説明
青みどりの海原を小さないかだで漂流している男たちの絵があった。いかだのまわりには数ひきのサメが孤をえがいておどりあがり、上半身はだかの男がいかだの上でこん棒のようなものをふりあげ、おそいかかるサメをなぐりつけようとして—。その絵の説明は〈鮫とたたかう漂流中の乗組員—船名不詳〉となっていた。太平洋戦争後37年がたってよみがえった、〈戦時輸送船の最期〉を描いた絵がたどった運命—。
目次
- はじめの章 まぼろしの父の絵姿
- 1章 船は巨大な芸術作品
- 2章 ぶらじる丸の遭難
- 3章 戦火の海の墓標
- 4章 消えた遭難画
- おわりの章 後世への証言
「BOOKデータベース」 より