ファウスト : ヨーロッパ的人間の原型

書誌事項

ファウスト : ヨーロッパ的人間の原型

小塩節 [著]

(講談社学術文庫, [1216])

講談社, 1996.2

タイトル読み

ファウスト : ヨーロッパテキ ニンゲン ノ ゲンケイ

内容説明・目次

内容説明

ドイツ文学のなかで、いちばん面白く、内容の深みと言葉の真実なみずみずしさを、もっともよく湛えているのは、ゲーテの『ファウスト』であろう。神と世界に対して自己を主張し、行動の巨人たらんとして悪魔にとりつかれた男ファウスト。死してなお真実の愛に生きた少女グレートヒェン…。本書はこのゲーテの作品を手がかりに、ヨーロッパ的人間とは何か、その実相をさぐろうと試みた刮目の書。

目次

  • 序章 「自我」このヨーロッパ的なもの
  • 第1章 前史
  • 第2章 ゲーテの『ファウスト』
  • 第3章 『ファウスト』第二部の序曲
  • 第4章 第二部終曲
  • 第5章 トーマス・マン

「BOOKデータベース」 より

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