欧州住宅政策と日本 : ノン・プロフィットの実験
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書誌事項
欧州住宅政策と日本 : ノン・プロフィットの実験
(MINERVA現代経済学叢書, 3)
ミネルヴァ書房, 1996.2
- タイトル別名
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The experimentation of European housing policy in Japan
- タイトル読み
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オウシュウ ジュウタク セイサク ト ニホン : ノン・プロフィット ノ ジッケン
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内容説明・目次
内容説明
19世紀後半から20世紀初頭にかけて台頭したノン・プロフィットセクターは、開発利益のコミュニティへの還元、アフォーダビリティとアメニティの接合という側面において、「住宅改良運動の先駆」としての役割を果たしてきた。こうした欧州住宅政策の動向にわが国も無関係ではなく、1920年代の日本は、ノンプロフィットの導入=実践をつうじて欧州の潮流と「共鳴」していた。本書は、かかる導入=実践過程を綿密にトレースしつつ、1920年代から今日の問題状況を照射し、その克服のための「内在的なモメント」を、われわれの「社会」のうちに「発見」しようとする試み。
目次
- 序章 課題と分析視角
- 第1章 欧州サード・アームの提唱
- 第2章 ドイツ公益建築会社の導入
- 第3章 郊外における「補完」システムと私鉄資本
- 第4章 都市不燃化構想と震災復興事業
- 第5章 市街地における「補完」システムと土地所有権
- 終章 大正住宅政策の「実験」
- 補論1 渡辺銕蔵と公益建築会社
- 補論2 関一と住宅組合
「BOOKデータベース」 より