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夢の消費革命 : パリ万博と大衆消費の興隆

ロザリンド・H・ウィリアムズ著 ; 吉田典子, 田村真理訳

工作舎, 1996.3

Other Title

Dream worlds : mass consumption in late nineteenth-century France

Title Transcription

ユメ ノ ショウヒ カクメイ : パリ バンパク ト タイシュウ ショウヒ ノ コウリュウ

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Note

原著"Dream worlds : mass consumption in late nineteenth-century France"(University of California Press, 1982)の全訳

主要参考文献: p399-401

Description and Table of Contents

Description

一九世紀末のパリ。エッフェル塔ではエレベータが驚く観衆を天空に運び、大アーチの機械ギャラリーでは紡ぎ車がうなり、トロカデロ広場ではベリーダンサーが身をくねらせ世界各地の魅惑の事物が所せましとひしめきあう。万博のエキゾチスムあふれる興奮を取り込んだデパートの出現は、歴史上初めてめくるめく消費の楽しみを大衆にもたらした。贅沢の民主化の賛美、浪費の堕落の糾弾、まがいものの流布にあらがうダンディズム、新たなアート運動、消費者を基盤とする共同体構想など、モラリストの伝統の豊かな地で、今日なお示唆に富む思想的・実践的ムーヴメントがくりひろげられる。

Table of Contents

  • 第1章 消費革命の意味
  • 第2章 宮廷的消費の閉ざされた世界
  • 第3章 大衆消費のドリームワールド
  • 第4章 ダンディとエリート的消費
  • 第5章 装飾芸術改革と民主的消費
  • 第6章 贅沢から連帯—消費者のモラルを求めて
  • 第7章 シャルル・ジッドと消費者運動の出現
  • 第8章 デュルケーム、タルドと消費の社会学の興隆
  • 第9章 未来史断片—消費革命を越えて

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