夢前川の河童 : 詩人・遠地輝武の生涯
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書誌事項
夢前川の河童 : 詩人・遠地輝武の生涯
(姫路文庫, 3)
神戸新聞総合出版センター, 1994.6
- タイトル読み
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ユメサキガワ ノ カッパ : シジン オンチ テルタケ ノ ショウガイ
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注記
遠地輝武の肖像あり
年譜:p297〜309
内容説明・目次
内容説明
明治34年、播磨夢前河畔に生まれ、生涯を愚直の詩人として貫き通した遠地輝武。ダダイズム詩集『夢と白骨との接吻』で詩壇に登場。その後、プロレタリア文学運動や新日本文学会で若き詩人たちの育成に尽くすとともに、詩史の研究、美術評論の分野でも数多くの労作を残したその異色の生涯を綿密にたどる初の評伝。
目次
- 八方破れの詩人 序に代えて
- 1 栴檀は双葉より芳し(生いたちの頃;夢前川ときょうだい;少年重夫の育った時代;文学への目覚め;無期停学;落第と二人の友人)
- 2 青春の夢破れて(文学から美術へ;押しかけ女房;大震災と青春の崩壊;ちい子との破局)
- 3 暗い時代にも朝の詩(処女詩集はダダイズム;好奇に終わったダダ詩集;プロレタリア文学運動へ;記念碑的な作品「猫やなぎ」;『悪の華』と「悪徳の首府」)
- 4 千光前から見すえたもの(「望郷詩篇」と好子;伏字おこしと自由;反戦詩人との交信;河童富岳を望む;わたしの愛した家;さいごの詩集)
- 愚直を貫いた詩人
「BOOKデータベース」 より