語りの近代
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語りの近代
有精堂出版, 1996.4
- タイトル読み
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カタリ ノ キンダイ
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注記
索引:巻末p1-7
内容説明・目次
内容説明
あなたは、ほんとうに「文学」から解放されているか。あなたはうっかり「文学」してないか。近代小説の語りの分析によって、構成体としての近代文化の制度・規則・慣習、「現実らしさ」の神話の実態を描きだす。
目次
- 1 語りと描写(描写における語り—『破戒』の描写について;『田舎教師』の自然描写—影響について自己言及的に語るテクスト;平面の精神史—花袋「平面描写」をめぐって)
- 2 語りの起源(夢の言説—「夢十夜」の語り;「蒲団」における二つの告白—誘惑としての告白行為;語ることと読むことの間—「蒲団」の物語言説 ほか)
- 3 語りの戦略(語りの機能—「吉野葛」の語り手「私」;語りの戦略—井伏鱒二「山椒魚」を読む;「近代小説」と語りの抵抗—井伏鱒二「炭鉱地帯病院」と芥川龍之介「藪の中」)
「BOOKデータベース」 より