予言者の翼
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予言者の翼
(角川文庫, 8549,
角川書店, 1992.4
- タイトル読み
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ヨゲンシャ ノ ツバサ
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内容説明・目次
内容説明
旅は続く。古代エジプト、シュメールからギリシアへ。ギリシアは西欧文明発祥の地とされる。プラトン以来の理性の伝統が西欧世界を照らしている。プラトンは「エルの物語」というあの世の物語なしには人生に耐えられない人のように、私には思われた。ギリシアもまた「理性」という概念のみでは解けないものを秘めている。
目次
- 抽象(予言者—文明の“意味”を解く;祖先像—なぜ“人”はデフォルメされたか;抽象芸術—わが“魂”を叙述する)
- 神秘(「死」より始まる—ソクラテスの不死;「哲学」に帰る—ソクラテスの病気;「神話」を創る—プラトンの異界;文学から—二重生活の効用;戯曲へ—わが『ギルガメシュ』;戯曲から—わが文学の舞台 ほか)
- 幻想(レヴィ=ストロースと出会う—法然の浄土、親鸞のあの世;ミルチャ・エリアーデに出会う—夜の「小説」、夜の「研究」;ホーニヒベルガー博士と出会う—幻想の闇、幻想の光 ほか)
- 黄夢(日本・中国—5人の巨大なる学者;緑色・黄色—狩猟採取と農業文明;泰山・道教—中国民間信仰と山の女神;曲阜・孔子—巨大な墓の謎)
「BOOKデータベース」 より