狂瀾の祭典
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狂瀾の祭典
(角川文庫, 7646,
角川書店, 1989.11
- Title Transcription
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キョウラン ノ サイテン
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Description
生まれついての醜男、七歳の時、上半身に負った火傷のためほとんど頭髪は生えず、身長は138cm。男は〈豆フランケンシュタイン〉と呼ばれ、“女”とは全く縁のない生活を送るはずであった。ところが、息子を哀れむ実の母より、女の体のすべて、究極のテクニックを教わった男は、母の死後、信じられないような官能と陶酔の世界へと旅立つ。ある日、男が訪ねたのは高級マンションの一室。そこには気品と美しさの備わった女が住んでいた…。これは、自らの醜悪さを逆手にとって、〈歩くおとなのおもちゃ〉となった男の告白物語である。
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