日暮れて道を急ぐ
著者
書誌事項
日暮れて道を急ぐ
(角川文庫, 8700,
角川書店, 1992.9
- タイトル読み
-
ヒグレテ ミチ オ イソグ
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内容説明・目次
内容説明
夫と死別し、独身となり旧姓に戻った川本花実は、同じ社内の小松原裕史の虚無的な雰囲気に魅力を感じてした。だが、小松原は花実のかつての義妹・中丸真由子と同棲中で、花実は彼との再婚を諦めるが、小松原に漂う暗さが彼の幼児体験に原因していることを知る。子供同士のふざけ合いから“殺意なき殺人”を犯していたのだ。幼児には責任能力がなく、犯罪とはならなかったが、悲劇はさらに別の悲劇を生み、償いの意識は重い宿命の十字架として小松原の心に残った。その小松原の恋人・真由子が、突然理由なく刺殺された。犯人は覚醒剤中毒の男だった—。
「BOOKデータベース」 より