あの時好きだと言えなかったオレ
著者
書誌事項
あの時好きだと言えなかったオレ
(角川文庫, 7866,
角川書店, 1990.5
- タイトル読み
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アノ トキ スキダ ト イエナカッタ オレ
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注記
著者の肖像あり
内容説明・目次
内容説明
好きになる、ということは、心の成長なのだと思う。同時に、それは自分以外の他者の存在を認め、心を奪われることになる最初の体験なのだ。…「好きだ」といったあとで、心の中でもうひと言、「勝手なことをいってごめん」と呟いてみよう。相手が思っている世界が、少しは垣間みえるかもしれないぜ。青春、挫折、男と女。バンカラな中学・高校時代、18歳で単身渡ったアメリカ。人との出会い、別れ、そして愛。人間嫌いに別れを告げる、著者の自伝的青春エッセイ。
目次
- 「人間として」という言葉に対する照れと嫌悪
- 人間を好いて信じて、その出会いを喜ぶ気持
- 大阪から東京へ。愛犬ペロとのつらい別れ
- お医者さんごっこをしたバボちゃんとの幼い恋
- 高熱の私を看病しながら小説を書いていた父
- 商売ほったらかしで、父の所へ通いつめた魚屋のその後
- 5歳の頃、新宿の路地裏ではじめて会ったアメリカ人
- 金髪の娘、女風呂、陰毛、父の喧嘩のこと
- 病気の父をリヤカーに乗せてプロレスを見に行った〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より