ドーム : 終末への序曲
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ドーム : 終末への序曲
(角川文庫, 7647,
角川書店, 1989.9
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ドーム : シュウマツ エノ ジョキョク
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上 ISBN 9784041445228
Description
水爆実験地で幼時被曝し、東大研究生として来日した若いアメリカ女性ジュディ。白血病に冒かされていた彼女の切実な願いは、地球文明の滅びの芽といえる全面核戦争が起きても、人類を生き残らせることだった。彼女と設計技師・吉田司郎との愛が、核時代のノアの方舟「ドーム」を発想させた。この巨大なドームが完成すれば、地球が“核の冬”に覆われて死滅した後も、千名の生命が生き永らえることができる—。ジュディの死を看取った吉田の憑かれたような活動で、二人だけの夢物語「ドーム」の建設は、多くの人々の共感を得、着実に実現へと向かっていった…。
- Volume
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下 ISBN 9784041445235
Description
人類生存の夢「ドーム」を創ろうという世論が大きく沸きあがっていった。財団法人DA(ザ・ドーム・アソシエーション)が設立され、吉田は発案者として事務総長に抜摺された。八千億以上の巨費の募金活動が始まり、NY、LAなど世界各地にも支部が創られ、組織は拡大した。そして、建設地は南半球のアプラ王国にある南溟の島に困難な交渉の末、決定した。世紀の大建設が開始されたが、執拗な妨害や王国の政変による陰謀に計画は挫折するかにみえた…。核時代の人類生存をテーマに、愛と祈りのメッセージをこめた近未来大長編小説、待望の文庫化。
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