小野十三郎論 : 風景にうたは鳴るか
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小野十三郎論 : 風景にうたは鳴るか
(現代詩人論叢書, 8)
土曜美術社出版販売, 1996.5
- タイトル読み
-
オノ トオザブロウ ロン : フウケイ ニ ウタ ワ ナルカ
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内容説明・目次
内容説明
小野十三郎にとって「大阪」は比喩であったか。否、それは生きるための論理であり、生理であった。昭和の激動を思念に刻んだ、その詩と詩論には、水ひたす葦原に展開する風景とうたの夢が映っている。日本列島をおおう重層の霧を払って覚醒の眼は光る。詩人の核心に鋭く迫る一貫の評論集。
目次
- 大阪のロゴスの母胎
- 風土よりの脱出願望
- 圧してくる風に逆らって
- 時の叫喚の中に静止するもの
- 音なく色なき海辺のうた
- 「葦の地方」とは何か
- 詩人の風貌—胸のふるえ
- 定住と放浪の美学
- おれの前に立つな
- 重層の霧を晴らす—小野十三郎詩の立脚点
「BOOKデータベース」 より