漱石先生ぞな、もし
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書誌事項
漱石先生ぞな、もし
(文春文庫)
文芸春秋, 1996.3-1996.12
- [正]
- 続
- タイトル読み
-
ソウセキ センセイ ゾナ モシ
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内容説明・目次
- 巻冊次
-
[正] ISBN 9784167483043
内容説明
動乱の昭和の原点は、明治の中でも日露戦争以後十年の時代に求められる。その歴史の転換点を小説家として生きたのが夏目漱石であった。漱石の義理の孫にあたる歴史研究家の著者が、知られざるエピソードを発掘しながら、文豪の生きた時代と、文明批評家としての彼の側面を、ユーモラスな語り口で綴った新田次郎文学賞受賞作。
目次
- 第1話 「べらんめえ」と「なもし」
- 第2話 漢学を好んだこと
- 第3話 ロンドンの憂鬱
- 第4話 恋猫や主人は心地例ならず
- 第5話 ホームドラマの主人
- 第6話 ストレイ・シープ
- 第7話 銀杏返しの女たち
- 第8話 教師として師として
- 第9話 汽車とビールと博覧会
- 第10話 ある日の漱石山房
- 第11章 生涯に三度のバンザイ
- 巻冊次
-
続 ISBN 9784167483050
内容説明
明治という時代に生きた漱石は、官僚主義や無批判な西欧志向、拝金主義に対して、断固として「ノー」と言い続けた人だった。誰もが読んだ『坊っちゃん』や『草枕』の世界を縦横無尽に飛び回って得た文豪に関する“新発見”をユーモラスに描く。漱石文学に新しい読み方を提案した著者の、好評エッセイ第二弾。
目次
- 第1話 主人、大いに頑張る
- 第2話 十七文字の世界から
- 第3話 美禰子の亭主
- 第4話 「明治の東京」の街角で
- 第5話 言葉の達人ということ
- 第6話 『坊っちやん』への旅
- 第7話 「時代」を批判する人
- 第8話 画がわかる、わからない
- 第9話 「主義の問題である」
- 第10話 ある日の漱石山房
- 第11話 『草枕』への旅
「BOOKデータベース」 より