精神医学の構造力動的基礎
著者
書誌事項
精神医学の構造力動的基礎
学樹書院, 1996.6
- タイトル別名
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Strukturdynamische Grundlagen der Psychiatrie
- タイトル読み
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セイシン イガク ノ コウゾウ リキドウテキ キソ
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注記
文献: p305-312
内容説明・目次
内容説明
人間精神の全体的把握を目指す著者は、昨今の生物学的還元主義からも、哲学的・人間学的精神医学からも一定の距離を保ちつつ、精神病理学の「第三の道」を開拓しようとする「構造力動論」の壮大なる試論を本書において提言する。ロマン主義精神医学に由来する「力動」の概念、心的拡がりを把握するための「構造」の概念—この両概念の相互連関を追及することによってはじめて、「心的場」における全体としての精神の機能が理解され、心身の概念は比類のない深化を達成することができる。本書には、構造力動論の成立過程をも含めて、その理論展開のエッセンスが清澄な記述で凝縮されている。
目次
- 1 時代にふさわしからぬ試みへの序
- 2 全体論的精神病理学への道
- 3 構造力動試論
- 4 精神病理学総論および臨床精神病理学のための素材
- 5 本態性精神症候群の構築の原理
「BOOKデータベース」 より