プラトンと資本主義
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プラトンと資本主義
北斗出版, 1996.7
改訂新版
- タイトル読み
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プラトン ト シホン シュギ
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注記
参考文献目録: p420-424
内容説明・目次
内容説明
プラトンはいかにして後の西欧における資本主義の興隆を準備したか。資本主義は、特定の信条と生活様式を奨励し継続させる文化の圧力なしには、たんなる「経済的事実」としても存立しえない。この問題をかつて情熱的に追求し、プロテスタントの倫理として明らかにしたのがマックス・ウェーバーである。本書の著書はこの問題をあらためて検討し、西欧の歴史をギリシア人の競技(アゴン)やホメロスの叙事詩(エポス)にまで遡って、近代資本主義の「精神」は、ウェーバーの主張する古代イスラエルの予言者にではなく、ソクラテスとプラトンの哲学=愛知(フィロソフィア)に始まることを明らかにする。ここに、市場・法制・教育をめぐる西欧のロゴスの、狡知な支配の原理が暴露される。果して、ギリシア文明とは何であり、プラトンとは誰であり、西欧資本主義の興隆と世界制覇の謎はどこにあったのか。
目次
- 第1部 ギリシアで起きたこと(ギリシア人の経験;詩人と文明;法廷・市場・劇場 ほか)
- 第2部 知を愛すること(ソクラテス裁判;対話篇;パイデイア—教育 ほか)
- 第3部 プラトンが遺したもの(プラトンの新世界;資本主義とプラトニズム;弁証法の傷心)
「BOOKデータベース」 より