娘たちの江戸
著者
書誌事項
娘たちの江戸
筑摩書房, 1996.7
- タイトル別名
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娘たちの江戸
- タイトル読み
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ムスメ タチ ノ エド
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注記
文献: 論末
内容説明・目次
内容説明
肌はすっぴん、前垂れかけた働き者。小さい頃から、気が強くそのくせどこか、うぶで…そんな「張り」のある娘たちを江戸の人々は愛で、評判にした。あるときは町を騒がす言説に、あるときは流行のファッションに、事実と噂の境界線上に見えつ隠れつして現れた娘や女のイメージと彼女らが巻き起こしたさまざまな現象に成熟した江戸の都市空間を照射する江戸文化史への新しい視座。
目次
- “お茶っぴい”の登場—江戸、娘が跳ねるとき
- おまんが紅—江戸をさまよう女性名
- 下女と如来—「お竹」という事件
- ノン化粧—江戸の娘ぶり
- 「対」となる女性たち—春信が生んだ「娘」像
- 「汐汲」の媚態—伝説の姉妹
- 「禿」たちの江戸—遊離の子役
- 姉様人形と千代紙—少女の美意識
- “雛”おしすえて—人形に託された夢
- 江戸の手毬風景—少女の遊びの輪郭
「BOOKデータベース」 より