アーバン・フロッタージュ
著者
書誌事項
アーバン・フロッタージュ
(住まい学大系, 077)
住まいの図書館出版局 , 星雲社 (発売), 1996.9
- タイトル読み
-
アーバン フロッタージュ
大学図書館所蔵 件 / 全78件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
フロッタージュとは、木や石など凹凸のある素材の表面に紙をあて、鉛筆や石墨でその地肌の像を擦り出す。シュルレアリストのマックス・エルンストが1920年代に発見した手法で、コラージュとともに、自己表現の意味を大きく変えた手法として知られている。これに発想を得て、1970年代、日本の都市の道や壁や電柱に紙をあて、無数のアーバン・フロッタージュを採取した青年がいた。これは、その途方もない作業の記録である。都市の総体的なヴァーチャルリアリティが精度を増すにしたがって、現実そのものが果てしもなく不確かになっていく今日、この謎めいた図像を通して、日々生きている環境の手応え、そのなかにある私たち自身の身体性の手応えが仄見えてくる。都市観察としてはこの先はないどん詰まりの理論書。都市人間にとっての健康回復の指南書。お年寄や子どもにとっても即実行可能な楽しい教科書なのである。
目次
- アーバン・フロッタージュについて
- 作業
- 都市との感応—フロッタージュにいたるアクション
- フロッタージュ
「BOOKデータベース」 より