労使関係の歴史社会学 : 多元的資本主義発展論の試み

書誌事項

労使関係の歴史社会学 : 多元的資本主義発展論の試み

山田信行著

(MINERVA社会学叢書, 1)

ミネルヴァ書房, 1996.9

タイトル読み

ロウシ カンケイ ノ レキシ シャカイガク : タゲンテキ シホン シュギ ハッテンロン ノ ココロミ

注記

参考文献: p246-259

内容説明・目次

内容説明

本書は社会史研究、労働運動史を経済的階級関係である労使関係の歴史展開まで包含し、それらに規定された社会変動をも射程に入れた科学として構想する。「停滞」の危険を孕む現在の産業・労働社会学に新たな視座の定立を示し、古典的マルクス主義の問題設定からの訣別を目指す。

目次

  • 序章 産業社会学の新課題
  • 1 労使関係とはどのような関係なのか—理論的視座
  • 2 労使関係は社会変動とどのように関係するか—総体的視座
  • 3 労使関係による歴史の説明はいかになされるか—歴史的視座
  • 4 多元的発展の端緒—資本主義社会への移行の類型
  • 5 多元的発展の展開—インフォーマル化と多国籍企業
  • 6 多元的発展の帰結—労使関係による世界の編成
  • 7 アメリカ資本主義の「隘路」—不自由労働と労使関係の様態
  • 8 日本的労使関係の「効用」—資本・賃労働の国際化からの一視点
  • 9 外国資本の「功罪」—周辺社会マレーシアの資本主義発展
  • 結章 労使関係と社会変動—ネオ・インダストリアリズム論の提唱

「BOOKデータベース」 より

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