分水嶺
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分水嶺
(Big books, Morimura Seiichi selection)
青樹社, 1996.6
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ブンスイレイ
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内容説明・目次
内容説明
恐怖に顔面をひきつらせたかと思うと、恍惚とした表情をする患者たちの錯乱症状の原因は何か。日労災医師の秋田修平は、患者たちが勤務する日本化成・清里工場の調査に向かったが、そこではかつての山仲間・大西安雄が毒ガス開発の指揮を執っていた。—学生時代、秋田は大西とともに厳冬の穂高連峰縦走に挑み、峻厳な分水嶺から滑落、互いに結び合った一本のザイルを頼りに九死に一生を得た。その大西が一体なぜ。働く者の人間性をも蝕む非情な企業論理を告発した傑作。
「BOOKデータベース」 より