仁義なき映画論
著者
書誌事項
仁義なき映画論
(文春文庫)
文芸春秋, 1996.4
- タイトル読み
-
ジンギ ナキ エイガロン
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内容説明・目次
内容説明
「夢」、「フィールド・オブ・ドリームス」、「ダンス・ウィズ・ウルブズ」…話題の洋画・邦画三十四作をメッタ斬り。アカデミー賞作品だろうと、有名監督だろうと関係なし。愛情あふれる毒舌批評は、痛快にして無比。これは自らもメガホンを握る映画監督北野武による、返り血を浴びることを恐れぬ映画鑑賞の手引きの書である。
目次
- 「あげまん」ってのはソープ嬢ぐらい 女に頼ってちゃ出世はできねえって—『あげまん』伊丹十三監督
- 「赤と黒のエクスタシー」つってもアラ探しのほうが陶酔しちゃうって—『天と地と』角川春樹監督
- 釣りがしたいからって亡命しちゃあソ連海軍がレッドな顔して怒るって—『レッド・オクトーバーを追え!』ジョン・マクティアナン監督
- たとえSFX技術に大金かけてもアポロの月面着陸にはかなわないぜ—『クライシス2050』リチャード・C・サラフィアン監督
- 14対15の野球の試合見てるようでバカにゃピッタリのアクション物だ—『ダイ・ハード2』レニー・ハーリン監督
- たけしって名の田舎のガキ大将使って涙の有情物語たぁ子供もシラケるぜ—『少年時代』篠田正浩監督
- アングラ特有のパワーは感じても広東語の響きが肌に合わねえっての—『てなもんやコネクション』山本政志監督
- インチキくさい浪人に憧れてるからパンツにコカイン隠しちゃうんだよ—『浪人街』黒木和雄監督
- やたら長くてひどく退屈したなあ音楽抜きなら桑田ファンも逃げるぜ—『稲村ジェーン』桑田佳祐監督
- 偉そうに「名画だ」なんていう前にユダヤ人の歴史でも勉強しろっての—『ドライビング・ミス・デイジー』ブルース・ベレスフォード監督〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より