風雲に吼ゆ岩崎弥太郎
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風雲に吼ゆ岩崎弥太郎
叢文社, 1995.10
- タイトル読み
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フウウン ニ ホユ イワサキ ヤタロウ
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内容説明・目次
内容説明
英雄項羽にあこがれ竜馬の識見に接して成長した弥太郎を待っていた日本の夜明け…台湾征討軍の輸送船の提供を郵便蒸気船会社から拒否された大久保と大隈は「私あって国家なし」と激怒。ピンチヒッターとして弥太郎に救援を求める。ソロバンだけの低次元商人と聞いていたが現れたのは信念に燃える野武士のツラ魂だった—。米英巨大海運会社との死闘と勝利。死中に活の荷為替金融創始。西南戦争の決断…海運の発展なくして日本の活路なしと猛進する弥太郎の前に三井と結んだ藩閥政府の魔手。大久保が暗殺され大隈が失脚すると仮面をかなぐり捨て三菱崩壊をはるかるが、共同運輸との泥沼の戦いにもくたばらない弥太郎に業をにやして国賊呼ばわりする政府高官。「遠州灘ですべての持ち船を焼き払い、残った全財産を自由党に寄付して藩閥政府と刺しちがい」を決意する弥太郎—。天運を背負って近代日本と三菱王国の礎を拓いた風雲児の真髄。
「BOOKデータベース」 より