恋愛かわらばん : 江戸の男女の人生模様

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恋愛かわらばん : 江戸の男女の人生模様

関民子著

はまの出版, 1996.10

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レンアイ カワラバン : エド ノ ダンジョ ノ ジンセイ モヨウ

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Description and Table of Contents

Description

江戸・元禄期から享保期にかけて頻発した「心中」。愛し合う男女は、なぜ死を選んだのか?この時期、親の支配力は強大になっていた。大事なのは「家」であり、精神的に、また経済的理由からも親には逆らえなかった。子供の結婚は親が決めた。親の圧力を受けた娘や息子以外にも、奉公人や浪人、遊女など、苦しい立場に立たされた人々がいた。結ばれることのない男女が恋仲になったとき、残るは“死”のみだった。しかし、自由な恋愛が「密通」として処罰され、思い余って心中する男女が数多くいた暗く救いのない時代を経て、人々は「家」の枠からはみ出し始める。はたして社会はどう変わっていったのか—心中事件、密通の事例、訴訟・犯罪記録などから江戸期の人々の心を読み説く。

Table of Contents

  • 第1章 心中の季節
  • 第2章 西鶴の恋物語と長崎『犯科帳』
  • 第3章 家のなかの女
  • 第4章 飛び出した少女
  • 第5章 家からはみ出す女たち
  • 第6章 女たちの訴訟
  • 第7章 男装の女無宿・たけ

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