ランプリイ家の殺人
著者
書誌事項
ランプリイ家の殺人
(世界探偵小説全集, 17)
国書刊行会, 1996.10
- タイトル別名
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Surfeit of Lampreys (Death of a peer)
- タイトル読み
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ランプリイ ケ ノ サツジン
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注記
著作リスト: p412-415
内容説明・目次
内容説明
心はいつも朗らかながら経済観念まるでなしのランプリイ家は、何度目かの深刻な財政危機に瀕していた。頼みは裕福な親戚の侯爵ゲイブリエル伯父だけ。ところがこの侯爵、一家とは正反対の吝嗇で狷介な人物、その奥方は黒魔術に夢中のこれまた一癖ある女性。援助を求めた一家の楽観的希望もむなしく、交渉は決裂、侯爵はフラットをあとにした。ところが数分後、エレベーターの中で侯爵は、眼を金串でえぐられた無惨な死体となって発見された。わずかな空白の時間に犯行が可能だったのは誰か?はたしてこの愛すべき一家の中に冷酷非情な殺人者がいるのだろうか—?魅力的な英国貴族の人物造型と流麗な情景描写、巧みなトリックが融合したマーシュの代表作。
「BOOKデータベース」 より