山の屍
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山の屍
(カドカワノベルズ)
角川書店, 1996.8
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ヤマ ノ カバネ
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Description
カルチャースクールで小説の勉強を始めた主婦の川名純子は、受講生仲間の真美子から“取材をかねた売春”を勧められた。最初は拒否したものの好奇心に負け、指定された新宿のPホテルに行くと、高見友一が待っていた。情事の後、金銭を拒否する純子に高見は自分が書いた「山の屍」という小説を託した。のちに、純子はこの小説を自分の作品として懸賞小説に応募し、新人賞を受賞、たちまち流行作家になってしまう。ある日、仰天させる電話が純子にかかってきた。それは高見が登山中に転落死し、純子を「一億円の保険金」の“受取人”に指定しているという内容だった—。
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