ぼくには故郷というものがない : カメラがみた戦後50年
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書誌事項
ぼくには故郷というものがない : カメラがみた戦後50年
(心にのこる文学, 18)
ポプラ社, 1995.4
- タイトル読み
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ボク ニワ フルサト ト ユウ モノ ガ ナイ : カメラ ガ ミタ センゴ50ネン
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内容説明・目次
内容説明
泰郎少年は、母の実家から1時間ほどかかる村の小学校の5年に編入した。1945年11月のことだ。しかし、朝鮮から引き揚げてきた泰郎少年とは、誰も口をきくものはいなかったし、友だちになろうとするものは誰一人いなかった。ある朝、学校へいくとちゅう、泰郎少年は、道でベーゴマをひろった。ほしかったベーゴマだ。ポケットにいれた瞬間、「泥棒っ、泥棒っ」と大声をあげられた。村の子どもたちの罠だったのだ…。排他的な村の環境のなかで、ときにはおしつぶされそうになりながらも、必死で生きようとする、著書の幼かった頃の日日を熱い思いでつづる。
「BOOKデータベース」 より