白蝋小町
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白蝋小町
(春陽文庫)
春陽堂書店, 1988.3
- : 改装
- タイトル読み
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ビャクロウ コマチ
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内容説明・目次
内容説明
江戸は上野不忍池南の池之端で名物「黄粉餅」の暖簾を掲げる人気茶店は、看板娘お霜の美しさでも多くの客を集めていた。その父親弥次郎が広小路の古道具屋で手に入れた奇妙な人形のことで八丁堀同志吾妻一兵が現れたのは、春浅い二月のある晩のことであった。その人形とは、顔がのっぺらぼうの“白蝋小町”と呼ばれる人形であったが、それを店先に飾った途端、なぜか頭巾をかぶった怪しの女によって奪い去られてしまった。そして、その跡を追ったお霜もたちまち、これまた怪しの一群によって捕らえられてしまった。思わぬ怪事件にまき込まれたお霜とその謎を追う北町奉行所屈指の同心吾妻一兵。一兵に瓜二つの疾風の市の活躍!—のっぺらぼうの怪物“白蝋姫”の謎とは…。
「BOOKデータベース」 より