司馬遼太郎エッセンス
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司馬遼太郎エッセンス
(文春文庫)
文芸春秋, 1996.8
- タイトル読み
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シバ リョウタロウ エッセンス
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注記
「円熟期司馬遼太郎エッセンス」(1985年刊)の改題
内容説明・目次
内容説明
1985年に世に出た本書は、司馬文学理解のもっともふかい到達点として、いまなお不滅の光をはなつ一冊だ。司馬遼太郎という作家の出現によって、わが国ははじめて成熟した人間描写をえた。その作品群をもぎたての果実として味わい得るのは、同時代人としてまさに天恵である、と著者は語る。現代最上の司馬文学案内書である。
目次
- 智に生きる者の宿命『播磨灘物語』
- 日本の近世をつくった人物『覇王の家』
- 人間性を象徴する政治の力学『翔ぶが如く』(一)
- 革命家にして仁者という巨大な矛盾『翔ぶが如く』(二)
- 新国家の創世期に不可避の対立『翔ぶが如く』(三)
- 近代化への怨念が一掃される為の悲劇『翔ぶが如く』(四)
- 緻密な想像力の凝縮で映写された人類的存在『空海の風景』
- 人間の情念が絡みあって出来る世間『胡蝶の夢』(一)
- 日本人の人間関係を形成する伝統の基底『胡蝶の夢』(二)
- 日本人および日本社会の特性を照らしだす『菜の花の沖』〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より