Bibliographic Information

ラヴェル : 生涯と作品

ロジャー・ニコルス著 ; 渋谷和邦訳

(叢書ムジカ・ゼピュロス)

泰流社, 1996.4

改訂新版

Other Title

Ravel

Title Transcription

ラヴェル : ショウガイ ト サクヒン

Available at  / 15 libraries

Note

ラヴェルの肖像あり

年譜: p243-256

文献表: p257-260

Description and Table of Contents

Description

「芸術は存在しないもののパスティッシュである」とヴァレリーは述べたが、この言葉こそ数々の「模倣作品」を作り上げたモーリス・ラヴェルの独自性を考えさせずにはおかない。ラヴェルは作品の中で、様々な衣装をつけて現れた。例えば、サディ、シャヴリエなどを聴き手がはっきりと認識するように趣向を凝らしている。しかしこうした要素は、作品の本質に触れるものではない。音楽を構築する素材が、ジャズやロシア音楽や何であろうとも、完成したラヴェルの音楽は、それ以外の何物でもあり得ず、古典的で明晰な構造をした雪花石膏の建物のような硬質の輝きを発するのである。ラヴェルの音楽は澄み切った謎である。

Table of Contents

  • 子供時代と青年時代
  • 『弦楽四重奏曲』、『シェエラザード』、ラヴェル事件
  • 『序奏とアレグロ』、『鏡』、『博物誌』
  • 『マ・メール・ロア』、『夜のガスパール』、『民謡集』、『スペインの時』
  • 『ダフニスとクローエ』、『マラルメの三つの詩』、『ピアノ三重奏曲』
  • 『クープランの墓』、『ラ・ヴァルス』
  • 『ヴァイオリンとチェロのためのソナタ』、『子供と魔法』
  • 『マダガスカル島の歌』、『ヴァイオリン・ソナタ』、『ボレロ』
  • 二つの『ピアノ協奏曲』、『ドゥルシネア姫に思いを奇せるドン・キホーテ』
  • 人柄・美学・技法

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Details

  • NCID
    BN15526094
  • ISBN
    • 481210162X
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    eng
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    278, 24p, 図版 [1] 枚
  • Size
    19cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
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