ニュルンベルク軍事裁判
著者
書誌事項
ニュルンベルク軍事裁判
原書房, 1996.11
- 上
- 下
- タイトル別名
-
Nuremberg : infamy on trial
- タイトル読み
-
ニュルンベルク グンジ サイバン
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内容説明・目次
- 巻冊次
-
上 ISBN 9784562028641
内容説明
半世紀ちかくを経て、「ニュルンベルク国際軍事裁判」が話題になっている。第二次世界大戦終了から50年、この間戦争、暴動、内乱、革命は世界じゅうで100をこえ、残虐行為に対する怒りの声は絶えることなく、ひとびとはふたたび「ニュルンベルク裁判」的な正義を求めるようになった。1993年、国連安全保障理事会は、荒廃した旧ユーゴスラビアの各地で行なわれた戦争犯罪を告発するため、国際法廷の設置を採択、新たなる「ニュルンベルク法廷」として、裁判所が発足した。だが、「ニュルンベルク裁判」とは、そもそも何だったのか。ナチ指導者の裁判のあと、活かされた教訓がはたしてあるのか。赤々と燃えていた希望の火がやがて燃えつき、戒めとなるべき前例が歴史の灰に埋もれてしまったのは、なぜなのか…。
目次
- 裁判への序曲
- 検察側論告
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784562028658
内容説明
ニュルンベルク法廷内でアメリカ側検事が、人種差別にもとづくナチの残虐行為について被告人を裁判にかけるいっぽう、裁判所のそとでは、白人アメリカ兵が黒人兵を差別し、けんか騒ぎを起こした。周辺でこうした出来事が演じられるなか、中央の舞台で繰りひろげられたドラマこそ、ニュルンベルク裁判だった。それは勝者による復讐だったのか、それとも真に正義を追求したものだったのか。さらに、ナチによる残虐行為に比べれば、他の参戦国の犯罪行為が見劣りするとはいえ、どうして敗戦国側だけがさばかれたのか…。本書は、さまざまに交錯するこうしたドラマを明らかにしようとしたものである。
目次
- 検察側論告
- 被告側弁論
- 判決の日
「BOOKデータベース」 より