ふざけんな人生 : 回想の五〇年・六〇年代
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ふざけんな人生 : 回想の五〇年・六〇年代
ジャパン・ミックス, [1996]
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フザケンナ ジンセイ : カイソウ ノ ゴジュウネン ロクジュウネンダイ
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Description and Table of Contents
Description
26歳までの半生記。半世紀以上経ってもなお、何の進歩もない日本及び日本人に、安原顕は深い絶望感を抱いている。そして、そのことが諦めきれず憤怒となり渦を巻いて交響したのが本書だ。
Table of Contents
- 1 三歳までの「歴史」を振り返り、戦時中も敗戦後も、日本人の精神構造は、何一つ変わっていないことを知って驚く。
- 2 敗戦直後の日本は狂っていた。そのことを反映するように、祖父母の「家」も尋常ではなかった。
- 3 昭和二十一年、小学校に入ったぼくらは、食料もなく教育もされず、親にも国にも見捨てられた、いわば「捨て子状態」だった。
- 4 アメリカン・ポップスに出会った中学時代、本の魔力を知った高校時代、第一期「疾風怒濤」時代の始まりだ。
- 5 ジャズ、現代音楽、現代絵画、現代哲学、そして現代文学に淫し始めた十七、八歳の不良少年時代。
- 6 祖父の家を出て、待望のアパート暮らし。時は1960年、ぼくは一人の女と出会うことになる。
- 7 1964年、ようやく乞食生活に別れを告げ、偶然、編集者になる。二十六歳になっていた。
- 8 敗戦後五十年、首相は「自衛隊合憲」を明言、日教組は小、中学校での「日の丸」「君が代」を許容した。日本はまたしても、ぼくの生まれた時代に逆行しつつある。
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