子ギツネたちのゆくえ
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子ギツネたちのゆくえ
(心の児童文学館シリーズ)
ぬぷん児童図書出版, 1988.9
- タイトル読み
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コギツネタチ ノ ユクエ
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内容説明・目次
内容説明
冬のある寒い朝、ひとりの赤ちゃんがカーネーションにくるまれて、警察に届けられた。ビリーと名付けられた赤ちゃんは、孤児院で育てられた。でもビリーは、孤児院でもはみ出しっ子だった。里子に出されても、いつもまた孤児院に送りかえされた。そんなビリーが、メリーおばさんの家だけからは追い出されたくないと思った。その家の近くに荒れ地があり、白鳥やキツネたちと仲よしになり、生まれてはじめてビリーは、愛することの喜びを知ったからだ。でもビリーの愛したキツネたちは町の人に殺されてしまった。一匹だけ残った子ギツネの命を守るため、ビリーと子ギツネの旅がはじまる。どこかにいるビリーの本当のお母さんのやさしい思いのように白鳥はいつもビリーを見守ってくれている。生長した子ギツネは自分のしあわせを求め、野性にかえっていこうとする。子ギツネと別れる日、愛することと愛されることの喜びと悲しみを知ったビリーに、やがてすばらしい幸せが訪れる。
「BOOKデータベース」 より