弘法大師の人間学
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弘法大師の人間学
春秋社, 1996.12
- タイトル読み
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コウボウ ダイシ ノ ニンゲンガク
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内容説明・目次
内容説明
すべての教えの中に真実を見出し、この世の多様な人間の生き方や価値観に共通の原点を確認していく空海の視座から、現代社会・個人が抱える諸問題を考察し、解決の糸口を探るユニークな空海流人間論。本書は、「論説」「講説」「研究」の三つの分野の著作を合わせた内容である。このうち最初の「論説」は、各種の社会問題とか事件などについて真言密教ではどう考えるかを論じたもので、筆者の気持ちとしては、弘法大師の思想を現代に生かしたいという願いを込めて書いたものである。次の「講説」は、弘法大師の著作をどのように読んだら正しいのか、そのキーポイントをおさえてみたのである。大師の著作を読むために欠くことのできない根本的な心の下地といったものをめざしているつもりである。最後の「研究」は、主として大乗諸宗と真言密教の関係について論じた研究論文を収めた。
目次
- 国法と仏法の狭間
- 弘法大師の無差別性と平等性
- 真言密教と金剛乗
- 即身成仏思想の一断面
- 後七日御修法の今日的意義
- 阿字観法の成立と意義
- 現代社会の指向と弘法大師
- 『即身成仏義』の真意義
- 『声字実相義』のめざすもの
- 『般若心経秘鍵』の真意〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より