体液異常と腎臓の病態生理
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体液異常と腎臓の病態生理
メディカル・サイエンス・インターナショナル, 1996.11
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Renal pathophysiology : the essentials
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タイエキ イジョウ ト ジンゾウ ノ ビョウタイ セイリ
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Description and Table of Contents
Description
教育の課程において学生の側が自分からすすんで参加することに重点を置く教育法が主流になりつつあるということ、病態生理の小冊子は病因や病気の鑑別診断・治療に関する入門書というよりも、むしろ病気のメカニズムに関する諸問題に重点を置くべきであるということ、本書はこのような2つの問題に応えた腎生理の教育課程のための小冊子をつくろうと試みたものであり、とくに腎疾患の病態生理やメカニズムを学ぼうとする医学生を対象としたものである。各章はそれぞれの章で扱う主要な疾患をもつ患者の症例提示に始まり、それに引き続いてその病気に関する議論や病態生理について述べてある。鑑別診断や治療の問題に関しては、それが病態生理的機序の理解をさらに深める限りにおいて詳述した。ところどころに学生のための簡単な問題も入れるように試みたが、これは学生が本書を読み進むうちにちょっと目を止めて、そこまでに読んで得た知識を応用してみるようにとの意図からである。これらの問題に関する回答や提示した症例に関する検討は各章の最後で述べた。
Table of Contents
- 腎生理の総説
- 水、ナトリウムの調節
- 水分調節機構の異常:低ナトリウム血症、高ナトリウム血症と多尿
- 浮腫と利尿薬の使用法
- 酸塩基生理学と代謝性アルカローシス
- 代謝性アシドーシス
- カリウムバランスの異常
- 尿検査と腎疾患へのアプローチ
- 主な糸球体疾患と血管病変の病的機転
- 急性腎不全
- 慢性腎不全の進行
- 慢性腎不全の症候
- 尿細管間質病変
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