書誌事項

「性」の表象

サンダー・L・ギルマン著 ; 大瀧啓裕訳

青土社, 1997.1

タイトル別名

Sexuality : an illustrated history

性の表象

タイトル読み

セイ ノ ヒョウショウ

注記

原著(New York : J. Wiley, c1989)の全訳

索引: 巻末

内容説明・目次

内容説明

性の幻想はどのように形成されるか。人間の性は、文化のなかで肥大化しデフォルメされる。事実の性とイメージの性は同じではない。その変形がさまざまな差異の源泉となる。聖なるものと猥らなもの、健常なものと病めるもの、美しいものと醜いものなど、差別や偏見を生みだす観念の多くは、そこに根をもっている。性が形成する幻想のメカニズムを犀利に分析し、ヨーロッパ精神史の核心に迫る、鬼才ギルマンの代表作。

目次

  • 第1章 序論—人間の性の表現
  • 第2章 言葉からイメージへ—中世およびルネサンスにおける聖書に基づく性の図像
  • 第3章 中世およびルネサンスの科学と文化における性と差異と病
  • 第4章 性的欲望をあらわすレオナルド・ダ・ヴィンチのイメージ
  • 第5章 ヨーロッパの17世紀の芸術と科学における性の図像
  • 第6章 啓蒙の時代における性の表現
  • 第7章 ゲーテの接触
  • 第8章 19世紀から20世紀にかけての性の図像
  • 第9章 世紀末における性の表現
  • 第10章 ナナを見るマネとゾラ—世紀末における性と病の表現
  • 第11章 エイズのイメージ—新たな世紀末における性と病の表現

「BOOKデータベース」 より

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